負担付贈与

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贈与契約は、一方当事者が自己の財産を無償で相手方に与える意思を表示し、相手方が受諾することによって成立します。対価を伴わない無償契約であり、対価関係に立つ債務を負担しあう関係にない片務契約です。また、合意だけで成立する諾成契約でもあります。贈与契約の際に、受贈者に負担を課す契約が負担付贈与です。売買契約や交換契約と似ていますが、贈与するものと、負担するものとの価値の隔たりが大きい点が異なります。負担付の贈与が通常の贈与と違う点は2つあります。第1に、贈与者は、その負担の限度において売主と同じ担保責任を負わなければなりません。そのため贈与者は他人の権利売買の担保責任、数量の不足または物の一部滅失の場合の担保責任、地上権、抵当権等がある場合の担保責任、売買の目的物に隠れた瑕疵があったときの担保責任などを負うことになります。第2は、負担付の贈与契約については、双務契約に関する規定が適用されることです。そのために、同時履行の抗弁権、危険負担、解除の適用があります。民法541条で定められた債務不履行解除が適用されるため、もし受贈者がその負担である義務の履行を怠るときは、贈与者は贈与契約の解除をすることができます、